【課題】
自社サイトや自社サービス紹介サイトからの問い合わせ数を伸ばしたい。
質の高いリードを獲得するための仕組みづくりが未整備。
サイト訪問者の興味・関心を可視化できておらず、マーケティング施策に活かせていない。
AI・データ分析支援企業様(以下、AI企業様)は、さまざまな業界において機械学習やビッグデータの活用支援を手がける技術力の高い企業様です。ソリューション内容は高度で、専門性も非常に高いことが特徴ですが、その反面、「自社の魅力が正しくターゲットに伝わっていない」という課題を感じておられました。
特に、自社のコーポレートサイトおよびサービス紹介サイトにおいて、次のようなマーケティング上の課題が浮かび上がっていました。
● Webサイトからの問い合わせ数が伸びない
● サイトの情報設計がユーザー目線になっておらず、離脱が多い
● 検索流入が少なく、SEO施策が十分に行われていない
● CTAが分かりづらく、ユーザーのアクションに繋がっていない
そのため、「マーケティングオートメーション(MA)ツールの導入と運用支援」に加えて、「SEO内部施策」「サイトの情報設計およびCTA配置の最適化」についても、弊社にご相談をいただきました。
プロジェクト開始にあたり、以下の点について現状を精査しました。
GoogleアナリティクスとSearch Consoleの分析を通じたトラフィックと行動データの把握
サイト構造、各ページの導線、内部リンクの状況、CTA配置の適切性をチェック
ページごとの検索キーワード出現率、タイトルタグ・ディスクリプションの最適化状況などSEO視点での診断
この診断結果をもとに、以下の施策方針を策定しました。
● 読みやすく理解しやすいコンテンツのジャンルと記事内容の策定
● SEO内部施策による検索流入の増加
● 情報設計とCTAの最適化によるCVR(コンバージョン率)の向上
● コンテンツ追加時のMAツールによるメルマガ配信設計
SEO内部施策の実施
SEOによる検索流入増加は、中長期的に問い合わせ数を増やす鍵と考え、以下のような内部施策を重点的に実施しました。
● キーワードリサーチとコンテンツマッピング:検索ニーズと既存ページの関連性を見直し、空白キーワードに対する新規ページの提案
● 内部リンク構造の最適化:トップページから各サービスページへの導線を強化し、クロール効率とユーザー遷移率を向上
● メタ情報の改善:titleタグ、meta descriptionの最適化によるCTR改善
● 構造化データ(Schema.org)マークアップ:FAQやサービス概要をマークアップし、リッチリザルト表示を実現
● サイト速度改善:画像のWebP対応、不要なJavaScriptの削除などにより、Core Web Vitalsを改善
サイトの情報設計・CTA最適化
Webサイトのユーザビリティ向上とCVRの向上を目指し、以下のサイト情報設計の見直しを実施しました。
● ファーストビューの再構成:キャッチコピー・バリュープロポジションを明確化し、3秒以内で「何を解決する会社か」が分かる構成に
● CTA配置の最適化:ページ下部に限定せず、スクロール位置に応じて「資料請求」「無料相談」「成功事例を見る」といったCTAを自然に配置
● モバイルファースト対応:スマホ画面でのCTAサイズ、位置、色を最適化し、タップ率を向上
● 情報の階層設計:導線を「知る→深く知る→行動する」の3ステップに整理し、迷わない構成へ
本取り組みにより、SEO施策の影響で検索経由の訪問数が増加し、コンテンツで興味関心を引き、ナーチャリングを通じて質の高いリード獲得に繋がりました。
また、MAツールを利用したメールマガジン配信により、ハウスリストのユーザーへ定期的なアプローチが可能になり、新規サービスのご提案(クロスセル)や、より上位のプランへの切り替え(アップセル)にもつながりました。